ひまわりブログ
心と体について 宝塚市 マッサージ リラクゼーション 「ひまわり」
【心と体について】
こんにちは。
暖かくなってきましたね。
花粉と黄砂が飛んでるみたいですけど。
今日のブログのテーマは…「心と体について」ですよ。
体の不調は心の不調からきてる事が多いんです。
そんなお話し。
普段からだは自律神経系・内分泌系・免疫系のバランスによって微妙に調節されています。
しかしストレスによりこのバランスが崩れたりすると、からだの病気が生じます。
逆にからだの病気はこころにも影響します。
また日常のストレスは食べ過ぎ・飲みすぎといった不健康な行動を通しても間接的にからだの病気を引き起こすので、お互いの関係をよく知っておくことは大切です。
ところでこの『こころ』と『からだ』の関係についてはどの程度わかってきているのでしょうか?
誰しも不安や恐怖に襲われると心臓がドキドキしたり、冷や汗が出たりします。場合によっては胃が痛くなったり、また興奮すると血圧が上がったりします。逆に風邪をこじらせ長引くと憂うつな気分になったり、空腹過ぎるとイライラしたりします。
ここで共通しているのは「情動」反応と呼ばれるものですが、こころとからだの関係を探るキーワードと言ってよいかもしれません。
米国の行動医学の大家ジェームズは、「悲しいから泣くのではない、涙が出るから悲しいのだ」とその関係を解説しました。
また東洋では、デカルトの「われ思う、故にわれあり」といった二元論的な見方とは対照的に心身一如(こころと身体は不可分)という一元論的な考え方もあります。
このように古今東西、時代・立場によって種々の考え方・見方があるわけです。
近年この関係について生物学的アプローチによる解明がなされて来ました。
脳の中も含め、からだの中では自律神経系・内分泌系、それに免疫系が複雑にクロストークしながらこころと身体の関係を微妙に調節しているというわけです。
確かに前述した種々の症状の一部は自律神経系のひとつ、交感神経の緊張状態で説明つきますし、またストレスにより女性の月経不順を来たすのは内分泌系の乱れからであり、試験のストレスで風邪をひきやすくなるのが免疫系の低下で説明できます。
ストレス状態が長期間続くとこれら三系の微妙なバランスは崩れ、こころだけでなく身体の病気も引き起こすというわけです。
こうしたことを手がかりにストレスによる病気を観察してみると、ストレスを上手に発散したり対処したりすることが下手であったり、ストレスをためやすい性格が原因で、からだの病気=心身症になりやすいことがわかってきました。
★参考記事より抜粋★
元 独立行政法人 国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 心身医学研究部 小牧 元